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2Dから3Dへ、進化する視点
ブランドARISE | 築年月1975年(昭和50年) |
所在地東京都北区 | 間取り1LDK |
専有面積48.3㎡ | 担当者
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大藪 進太朗Shintaro Ooyabu
エフステージ マネージャー
出身地 東京都
社会に出てから不動産屋しかしていない根っからの営業マンです。
趣味も不動産で、賃貸・売買・管理等一通り経験をして参りましたので、ご不明点・ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください!!
現在プレイングマネージャーとして日々邁進しております。
早く正確なレスポンスを心掛け、業務を行っております。
大隅 麻祐Mayu Oosumi
リノステージ 企画部
出身地 埼玉県
インテリアコーディネーター
福祉住環境コーディネーター2級
他業界から心機一転してリノベーション業界に入り、持ち前の好奇心をもって日々勉強中です。
お客様が少しでも早くお家に帰りたくなるような、気持ちの良い住空間を創造できるように励んでまいります。
深海 公希Kouki Fukami
リノステージ 施工部
出身地 福島県
増改築相談員
大学を卒業後、住宅の特にリノベーションの現場監督一筋でしたが、2017年10月より、見積り・発注を行う積算業務に就きました。
工事金額の管理も重要ですが、現場監督時代の経験を活かし、円滑に工事が進むように段取りができるように頑張ります。
前川 裕輝Yuki Maekawa
リノステージ 施工部
出身地 東京都
リノステージに入社する前はシート貼りの職人を10年以上やっておりました。
他人のモノだと思わず、自分のモノをつくっていると考えて、丁寧な仕事を心掛けていました。
お住まいになる方が快適に暮らせるように、高品質な工事を目指して業務に取り組んでいます。
こだわりの空間づくりについて、プランナーにインタビューしました。
ー今回の立地は王子ですが、どんな印象がありますか?
プランナー
以前にも担当したことがあるので、王子には何度か行っています。JRと東京メトロの2線が乗り入れているので、駅周辺は常に人が行き交っていて、スーパーや飲食店も多くあるので活気がありますね。公園があって緑も多く、街中を路面電車が走っていて、どことなく風情のある街、それが王子の印象です。
路面電車が走り風情を感じる街“王子”。桜の名所飛鳥山公園は毎年大勢の人で賑わいます。
ーどんな物件ですか?
プランナー
今回の物件は繁華街を抜けた閑静な住宅街にありました。
10階建て5階部分の角部屋1LDKなんですが、全部のお部屋に窓があり、さらにルーフバルコニーなので光がたくさん差し込んでいて、とても居心地が良さそうな印象でした。
管理人さんが常駐しているので、女性でも安心してお住まいいただけるかなと。
実は私、当時一人暮らしを検討中だったんですが、思わず「ここに住みたい!」と感じるほど魅力的なお部屋でした。
ーつまり、ターゲットは?!
プランナー
単身女性です(笑)仕事中心の生活を送る“バリキャリ”というよりは、自分の時間を楽しむ方。仕事が早く終わった日は寄り道して一人呑みしたり、休日には陽当たりの良いお部屋で趣味に没頭したりと、風情を感じる街で自分らしく暮らす女性ですね。
プランニングには、私が住むならこの間取り!という想いを盛り込みました(笑)
ーその想いのこもったプランニングの内容を教えてください(笑)
プランナー
女性が住むことを意識して、収納には力を入れました。やっぱり洋服を掛けるところはいっぱい確保したいですからね(笑)
まず寝室の収納ですが、ウォークインにすると部屋に圧迫感が出てしまうと思い、今回は通常よりも奥行きを持たせてた横幅の大きい収納にしています。扉を全開にして使うことができるので、洋服やバッグの出し入れが簡単です。
それと、新たにリビング収納、廊下には稼働棚も設置して収納力をアップしました!
ー収納以外には?
プランナー
腰壁をつくってカップボードを置くスペースを設けました。リビングからカップボードの背面が見えると生活感が出やすいので隠したかったのと、キッチンとリビングの空間を分けたかったんです。壁は空間を狭く感じさせる場合もありますが、腰位までの高さなので大丈夫かなというのと、“なんちゃって対面キッチン”みたいな意味合いもあったりして(笑)
腰壁には「カップボードの目隠し」と「空間の仕切り」と、2つの役割が。
ー気を付けた点、大変だった点はありますか?
プランナー
今回の物件は、梁の存在がすごく目立つお部屋の構造だったんです。それをどう視覚的に意識させないようにするか、かなり考えました。
とくに廊下の天井梁は、中央から片側が斜めになっているんです。照明の位置を決める時も、斜めの部分にかからないよう気を付けながら、廊下幅のほぼ中央に設置する想定でいたんですが、3Dイメージパースの制作担当者から「この位置だと梁が目立っちゃうけど大丈夫?!」という連絡が入って……。
ーパースをつくる過程で分かるんですか?
プランナー
そうなんです。私たちが平面で考えたものを立体にして描くのがパースなんですが、照明の反射なども出してくれるので、私が想像していたよりも天井の斜め部分に光が強く当たり、梁が強調されてしまうことが分かったんです。そこからパース上で位置の微調整を何度も行い、修正案をすぐに現場へ伝えました。
パース担当からの指摘がなく、梁が目立つまま進んでいたかと思うと冷や汗が……。ホント「ありがとうございます」と心から感謝しています(笑)
斜めの梁が目立つ可能性もあった廊下の照明。パース担当のアドバイスによりベストな位置に配置完了。
ー振り返ってみていかがですか?
プランナー
プランニングは平面で考えがちなのですが、今回の件で3Dの視点でも考えることを学びました。「視点」について、とても勉強になりましたね。
また、パース担当だけでなく、今回は施工担当とも密に連絡を取り合いました。梁に合わせて建具位置や収納のサイズ調整が必要だったのもあるのですが、ちょうどマンションの大規模修繕のタイミングでもあったので、お互いの工事に支障がでないよう管理人さんや先方の業者と連携する必要があったんです。うまく段取りを組んでもらい、問題なく終わった時はホッとしましたね(笑)社内と社外、いろいろな連携を経て出来上がったお部屋です!